皆さんはプリンカップにて幼虫を飼育(保管)する際、空気穴というか通気穴、要はフタとか容器に穴を空けていますか?
この点については、意見が二分するところだと思います。空けてる人もいるし、空けない人もいるし。
そこで今回、空気穴は必要か、穴開きと穴無しで比較実験を行います。
サンプルは、スマトラヒラタの初令幼虫。
・穴空きプリンカップにて、1カップ1頭づつ12頭保管(飼育)。
・穴無しプリンカップにて、1カップ1頭づつ8頭保管(飼育)。
ちなみに穴空きカップの穴は、気持ち大きめに3個空けた物が6カップと、小さめ2個の穴を空けた物が6カップの2種類です。
飼育条件は、マットはよくある市販のアンテマットで、温度は25℃管理です。これで、1週間保管してみます。1週間飼育して大丈夫なら通気性については問題ないでしょう。酸欠でダメな時は1日、2日で上に出てくるもんね。
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結果発表です!!
8/18飼育スタートで、8/30割り出し。12日間プリンカップにて飼育しました。
結果、計20頭、全頭無事、元気です。成長状態も差はありません。
ただ、穴無し組の幼虫は、カップ側面や、蓋付近に集中していました。
やっぱり少し息苦しいのかもしれませんね。
今回は12日間の飼育でしたが、1ヶ月とかは厳しいかも。まぁ、プリンカップでそんなに長期間飼育する必要もないでしょう。
ということで、結論!!10日間程度の飼育であれば、プリンカップに空気穴は必要無し!!
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